東京一人暮らし.com

初めて東京で暮らす方へ

四季海岸(池袋)|日本にいながら本場中国の雰囲気を味わえる店。串焼き料理は必見の価値あり!!

多くの人が中華街と聞けば横浜をイメージするだろう。

しかしながら中国人の友人曰く、東京に住んでいる中国人は中華料理を池袋の店に食べに行くことが多いそうだ。

ちなみに横浜中華街は行かないのかと聞いてみたところ、「味付けが甘くて美味しくない」との回答。

どうやら横浜中華街の店は日本人向けの味付けがなされており、中国本土の味付けとは大きく異なるということらしい。

今回はその友人の進めもあって池袋の四季海岸という店を尋ねることにした。

 

入ってまず圧倒されるのはその雰囲気。

平日だというのに100人はゆうに入れるであろう店内はほぼ満席となっている。

そしてひっきりなしに飛び交う中国語。

見た限り客も店員も全員が中国人、どうやら店内にいる日本人は自分一人だけのようだ。

はっきり言って日本語が通じるかも不安になるレベルだったが、店員に声を掛けたところカタコトながら日本語で席に案内してもらった。

 

メニューを見たところまず圧倒的な品揃えに驚かされた。

和え物、揚げ物、炒め物、日本の中華料理店ではあまり見かけない魚を使用した料理も豊富にある。

炒飯や唐揚げなど日本人に馴染み深い物もあるが、ほとんどが見たことも食べたこともない料理ばかり。

とりあえず飲み物に青島ビールを頂き、つまみとして串焼きと和え物を頼んでみることにした。

 

青島ビールとお通し

 

まずは青島ビールを頂く。

中国にもいろいろな種類のビールがあるが、日本でもっとも有名なのがこの青島ビールであろう。

やや軽めな感じのビールで筆者は飲みやすくて好きなのだが、酒好きの人の中には「酒を飲んだ気がしない」といってあまり好まない人もいるようだ。

メニューには日本のビールも置いてあるようなので、苦手な人はこちらを頼んでみるのもいいだろう。

そうこうしているうちにさっそく串焼きと和え物が運ばれてきた。

 

クラゲの和え物 具材はクラゲときゅうり、そしてエノキが使用されている。味付けは辛め、またパクチーが使用されており、独特の香りをかもしだしている。

 

ハチノスの和え物 牛ハチノスに細かく刻んだナッツと調味料が和えられている。見た目から分かる通り辛めの味付け。上に乗っている緑色の野菜はパクチー。

 

羊肉の串焼き 中国東北地方の名物料理。スパイスが効いており羊肉独特の臭みはまったくない。1本90円と非常にリーズナブル。

 

どの料理も香辛料が豊富に使用されており、味付けは辛め。

スポンサードリンク

これが実に青島ビールと合って美味い。

ただし和え物にはどちらともパクチーが使用されており、苦手な人にはちょいときついかもしれない。

串焼きは羊肉ということで臭みがないか心配だったが、スパイスのおかげか羊肉独特の臭みはまったくなく、柔らかくジューシーでとてもうまい。

1本90円と非常にリーズナブルなので、これとビールだけでもこの店にくる価値はありそうだ。

 

1皿あたりの量が結構あるので、正直串焼きと和え物だけでお腹がいっぱいになりそうだったが、それだけではもったいないので煮物と揚げ物を1品ずつ注文することに。

選んだのは蛙の重慶風煮込みと豚肉の甘酢炒め。

 

蛙の肉は以前上海で食べたことがあったが、鶏肉のような食感でとても美味しかった。

ただ気になるのは重慶風煮込みという名称。

重慶と言えば四川省のすぐそばにある大都市だ。

場所的に辛い料理を好むはずだが、果たして大丈夫だろうか・・・。

そう思いながらビールを飲んでいると、注文した蛙の重慶風煮込みと豚肉の甘酢炒めが運ばれてきた。

 

蛙の重慶風煮込み まずはその圧倒的な唐辛子の量に驚かされる。蛙ともやしが入っているのだが、唐辛子が多すぎて写真では確認できない。

 

豚肉の甘酢炒め 中国ハルビン市の名物料理。炒めと書いてあるが実際は油で揚げた豚肉を甘酸っぱいソースでからめたもの。

 

まず驚かされたのが蛙の重慶風煮込みだ。

あまりにも唐辛子が多すぎて蛙がどこにあるのか見えない状態となっている。

また煮込みと書いてあるが、日本の煮物のように出汁ではなく、ラー油のような油で煮込んだのか、とても油っこい印象だ。

恐る恐る口に運んでみると、以外と辛くはない。

ただ山椒を多く使用しているのか、口の中がピリピリとしびれる。

蛙はぶつ切りにされておりやや小ぶりだが、ヘルシーながら味わいがあり美味い。

食べるごとに唐辛子の辛さと山椒の痺れが口の中を多い、冬だというのにかなりの量の汗をかき、体中がぽかぽかと温まる感じだ。

 

次に豚肉の甘酢炒めを食べてみる。

これは一度油で揚げた豚肉を甘酢でからめたもののようで、感覚的には酢豚に似ているだろうか。

しかし、衣の触感が独特でサクサクとした食感がなんとも面白い。

全体的に甘めの味付けで、おそらく日本人好みの味ではないだろうか。

他にも何か注文しようと思ったのだが、満腹でもう食べられそうになく、本日はこれで終了することにした。

 

結構な量を食べたが、価格的には2人で4000円ほどとかなりリーズナブルとなっている。

おおよそ1品あたり700円前後なので、たくさん食べてもそれほどの料金にはならないだろう。

また今回は辛いものばかり食べているが、普通に辛くないメニューも多数あるので、辛いものが苦手な人も気にせずに訪れてみるといい。

ただし1皿あたりの量が多いので1人で訪ねるのはあまりオススメしない。

最低でも2~3人で訪ねたほうがいいだろう。

店内にいる人間は客も店員もほぼ中国人だが、店員はキチンと日本が話せるので心配する必要はない。

日本ではあまり見たことない料理も多数あり、東京にいながら本場中国の雰囲気を味わえる店の1つであろう。

 

・四季海岸

〒171-0021  東京都豊島区西池袋1-36-8 ロマンスビル4F

Tell 03-6912-6108

http://ippinhinabe-shikikaigan.com/

スポンサードリンク

Updated: 2017年1月9日 — 8:55 AM
東京一人暮らし.com © 2015 Frontier Theme